2023年のインフルエンザワクチンのご予約については以下のページからお願いします。
インフルエンザ予防接種 2023年
Q: インフルエンザワクチンはどのくらいの効果がありますか?
- ワクチン接種を行うことで、発症そのものを完全に防ぐことはできませんが、かかったとしても症状を軽くすることができて死亡リスクを抑えることができます。
- ご高齢の方については35~55%の発病を阻止し、82%の死亡を阻止する効果があったとされています。
- 6歳未満の小児に対して、50~60%の発病防止効果があったとされています。
Q: ワクチンは何回接種すればいいですか?
13歳以上の場合
- 原則1回接種です。
- 1回接種と2回接種では、インフルエンザに対する抵抗力の目安となる抗体価の上昇に差はないようです。
13歳未満の場合
- 2回接種が必要となります。
- 1回の接種では十分な抗体価の上昇が期待できません。
- 2回接種を行う場合の接種間隔は2〜4週間です。3〜4週間あけた方が高い効果が期待できます。早めに免疫をつけたい場合は2週間あけて接種することも可能です。
- 接種間隔を4週間とした場合に、最も学級閉鎖が少なかったという報告が、その理由のひとつです。
- 4週間以上あけてしまった場合でも、1回目からやり直す必要はありません。
Q: ワクチンの接種時期はいつがよいですか?
- 遅くとも12月中旬までに接種が終了していることが望ましいです。
- インフルエンザの流行は、通常12月末から翌年3月頃です。
- 一般的にインフルエンザワクチンの予防効果が期待できるのは接種後2週間から5ヶ月程度です。
- 流行に入る2週間以上前に接種するのが良いです。
Q: 卵アレルギーの人はインフルエンザワクチンの接種はできますか?
- アナフィラキシー(血圧低下、呼吸困難など重篤なアレルギー症状)を起こしたことのある方でなければ、接種可能です。
- インフルエンザワクチンを作る過程で鶏卵を使用します。
- 鶏卵由来成分がワクチンに残っているため、卵アレルギーの人のワクチン接種は要注意です。
- ただし、鶏卵成分の残存はごく微量であるため、アレルギー反応が出ることは少なく、アナフィラキシー(血圧低下、呼吸困難など重篤なアレルギー症状)を起こしたことのある方でなければ、接種可能です。
- インフルエンザにかかった場合のリスクと、アレルギー症状の程度によって接種するべきかどうか判断します。
Q: 他のワクチンを接種した場合、どのくらい期間をあければいいですか?
- 令和2年10月1日から異なる種類のワクチンを接種する際の接種間隔のルールが一部変更となりました。
- インフルエンザワクチンは不活化ワクチンですので、他のワクチンを接種した場合でも、一定の期間をあける必要はありません。
2022年シーズンから新型コロナイウルスワクチンとインフルエンザワクチンの同時接種が可能となりました。
インフルエンザワクチン以外の予防接種については、これまで通り新型コロナウイルスワクチンの接種日の前後2週間開ける必要があります。
このブログの記載内容は、予防接種に関するQ&A集2019(一般社団法人日本ワクチン産業協会)の記載を元に作成しています。