Non-smoking outpatient
Non-smoking outpatient
喫煙は、肺がんに限らず全身の癌、肺気腫・喘息など肺疾患、高血圧・心筋梗塞などの心血管疾患、糖尿病、認知症、など様々な病気の原因となっています。さらに、喫煙者自身だけではなく周りの方の受動喫煙の問題もあります。
薬による治療に比べて、禁煙は最も費用対効果の高い治療方法です。「喫煙は病気、喫煙者は患者」という考えのもと、禁煙治療に保険が使えるようになっています。
禁煙したいがなかなか禁煙できないという方は、ぜひ禁煙外来をご利用ください。禁煙の成功率は、一人で頑張るよりも格段に高くなります。
2020年12月より日本初の治療アプリCureApp SCが禁煙治療として使えるようになりました。
タバコにかかる費用に比べて、禁煙外来の費用の方がかなり安く済みます。将来的な医療費も考えると生涯の経済的負担の差は相当なものです。
禁煙外来費用
13,000円〜20,000円 (3割負担、12週間の診察料+薬代の合計金額)
禁煙治療アプリ利用の場合 プラス7,600円
タバコの金額
42,000円 (1箱500円1日1箱12週間の金額)
1年間 約180,000円、20年間 3,600,000円
ニコチン依存度の確認
喫煙状況の確認
問診、診察による喫煙に伴う身体の状態の確認
(血圧、経皮的酸素モニター、聴診など)
呼気一酸化炭素濃度測定
治療薬の選択
禁煙治療アプリ利用の選択
喫煙状況の確認
ニコチン離脱症状の確認
薬の副作用の確認
呼気一酸化炭素濃度測定
治療薬の処方
最後の診療
飲み薬
離脱症状を抑えるだけではなく、タバコを吸った時の満足感も抑えます。
飲み始めの時期に吐き気が出ることがあります。
眠気などが出現する可能性があるため、自動車や機械を使用する方は使えません。
貼り薬
薬局で購入できるものより医療用のものはニコチン濃度が高いため、ニコチン依存度の高い方でもより禁煙に成功しやすくなります。
かぶれなど皮膚のトラブルが出る場合があります。
薬局で購入できます。 突然の喫煙欲求や口さみしさを抑える効果が期待できます。
禁煙治療にはこれまで医師が処方する医薬品として飲み薬や貼り薬がありましたが、最新の治療法としてニコチン依存症治療アプリのCureApp SC ニコチン依存症治療アプリ及びCOチェッカーが追加されました。
一般的にスマートフォンで利用されているヘルスケアアプリとは異なり、禁煙外来で医師の診断のもと処方され、患者さんにご使用いただく医療機器です。常に患者さんの側にあるスマートフォンの特性をいかし、在宅や勤務中など医療者の介入が難しい「治療空白」期間をアプリが支援することで、禁煙継続率が向上します。また、アプリへの入力内容から前回の診察以降の患者さんの日常の様子を医師が詳細に把握することできるため、より効率的で質の高い禁煙治療を可能となり、より高い禁煙成功率が期待できます。
医師の診察を受けた際に処方され、その後、利用開始するために患者さん自身のスマートフォンに患者アプリをインストールし、医療機関で初期設定を行います。後日、COチェッカーがご指定のお届け先住所へ届きますので、同封されている取り扱い説明書に従い、利用を開始します。
治療アプリ®︎は保険適応のため、治療費用はご自身の負担割合に応じてご負担いただきます。禁煙外来の初回に2540点(3割負担の場合、7,620円ほど)の費用となります。
処方を受けた医療機関でアプリの設定、機器との接続確認を行います。必ずご利用するスマートフォンやタブレットをご持参ください。
質問内容 |
はい
1点 |
いいえ
0点 |
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問1.自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか。 | ||
問2.禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。 | ||
問3.禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか。 | ||
問4.禁煙したり本数を減らしたときに、次のどれかがありましたか。
(イライラ、神経質、落ちつかない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲または体重増加) |
||
問5.問4でうかがった症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。 | ||
問6.重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。 | ||
問7.タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。 | ||
問8.タバコのために自分に精神的問題(注)が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。 | ||
問9.自分はタバコに依存していると感じることがありましたか。 | ||
問10.タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか。 |
注)禁煙や本数を減らした時に出現する離脱症状(いわゆる禁断症状)ではなく、喫煙することによって神経質になったり、不安や抑うつなどの症状が出現している状態