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肥満外来(メディカルダイエット)について(2022/11/12更新)
※ 現在、抗肥満薬としてGLP1受容体作動薬の使用はおこなっておりません。
(2型糖尿病の方は使用可能です。)
当院のGLP1受容体作動薬についての考えは、以下のURLをご参照ください。
https://wellbeingnaika.com/blog/glp1
生活習慣病の治療を行なっていると、もう少し痩せると血圧や血糖値などいろいろなところがよくなるのにと思うことが多々あります。
しかしながら、通常の外来診療の中でもう少し体重を落としてくださいと言うだけでは、ほとんどの方は減量できません。
一方で、痩せたい願望を持つ方もたくさんいます。
痩せたいと思いながらもなかなか痩せられないという患者さんの思いと、痩せた方がいいと思いながらもなかなか痩せてくれないという医療者側の思いを実現するために、肥満外来を行っています。
当院のメディカルダイエットへの思いは、単に体重を落とせばいいというものではなく、痩せることによる「健康」と「幸せ」の実現を願っています。
メディカルダイエットを通して、太りにくい生活、健康的な生活を身につけていただきたいと思います。
そのために以下の約束事を設けています。
1. 週あたり0.5 ~ 1.0kgの減量を目標とし、それ以上の過度な減量はお勧め致しません。
2. 肥満治療の基本は食事と運動の習慣の改善であり、数ヶ月をかけて太りにくく健康的な生活習慣を身につけることを目標とます。そのために、毎日の食事摂取量の記録や食事の計画、運動の記録をしていただきます。
3. 抗肥満薬も使用しますが、薬はあくまで生活習慣を是正するための補助的なものとお考えください。薬を使って短期間で体重を落とすことを期待されている方は、当院の肥満治療はご遠慮ください。
治療対象者
1. "BMI 35以上" かつ "高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病のある方"(保険診療が可能です)
以下の方は当院ではメディカルダイエットを受けることはできません。
1. BMI 35未満の方
2. 肥満に関する基礎疾患のない方
3. 精神疾患の既往のある方 (精神科の主治医の診断書があれば可能)
4. 妊娠中、授乳中の方
5. 未成年の方
6. 当院のプログラムに同意できない方
【治療内容】
糖尿病、高血圧など生活習慣病の治療が、肥満治療の目的です。肥満治療を
初回は以下の内容の診療を行います。
・治療内容の説明
・食事記録の説明
・検査(血液検査、尿検査、身長・体重測定など。健康診断などの結果をお持ちの方は、結果を持参していただけると検査を省略できる場合があります。)
・薬の説明と選択(原則、血液検査などのデータを確認してから薬の処方となるため、初回から薬を処方することはありません。)
2回目以降に、運動について、減量の障壁、体重についての考え方などについて指導を行います。
【費用について】
BMI 35以上の肥満症の方でマジンドールを使用する場合は、保険診療が可能です。
糖尿病の治療中の方は、GLP-1製剤(リラグルチド、セマグルチド)を保険診療で使用できる場合があるためご相談ください。
※ 現在、保険適応外の治療はおこなっておりません。
肥満治療の対象外で治療薬を使用できない場合でも相談はできます。
その場合、診察料がかかります。該当疾患がない場合、保険が使用できないため、自費診察料(2700円)がかかります。