ごあいさつ
ウェルビーイング内科クリニック船橋法典船橋法典の院長の野村尚弘と申します。
私は医学部卒後3年目より東京医科歯科大学腎臓内科に入局し腎臓内科学、腎疾患について経験を積んできました。腎臓内科は腎臓病の治療・管理を行う診療科ですが、他にも慢性腎臓病の原因となる高血圧・糖尿病・膠原病などの治療から、慢性腎臓病に合併しやすい心筋梗塞・脳卒中などの心血管疾患・感染症・消化器疾患・骨折などと関わることも多く、常に患者さんの全身に存在する病気のマネージメントが必要とされます。
現在のところ慢性腎臓病に対する有効な治療法は限られており、残念ながら腎不全が進行し透析が必要となる患者さんが数多く存在します。私は腎臓学に少しでも貢献したいと考え大学院に入学して研究に従事し、さらに大学院卒業後はアメリカのHarvard Medical School, Massachusetts General Hospitalの研究室で研究を進めてきました。留学後は母校に戻り臨床、研究、教育に従事してきました。研究に関しては、2018年日本腎臓学会より若手研究者に贈られる大島賞を受賞することもできました。
大学などの教育機関での研究や若手の教育も非常に大切な仕事だと思います。しかしながら、日々の診療をする中で本当に腎臓を守るためには悪くなってから治療するよりも早期発見・早期治療に勝るものはないと実感しております。また、腎臓病に限らず超高齢化社会に必要な医療は、健康長寿を目指す0次予防や1次予防が重要です。そのためには内科クリニック・開業医の質の向上が必須と考えています。私のこれまでの腎臓疾患を中心とした生活習慣病に対する診療経験は、腎臓疾患だけではなく様々な疾患の治療、予防に役立てると思います。その結果として、地域・社会全体の健康と幸せに貢献できるように努めてまいります。
- ウェルビーイング内科クリニック船橋法典 院長
- 野村 尚弘Nomura Naohiro